「今回はちょっと奮発して、高級なコスメを使ってみよう」なんて思った時、目に留まりやすいのがSK-Ⅱではないでしょうか。赤や白の特徴的なパッケージと、多くの芸能人が愛用していることから、実際に作っている会社は知らなくても「SK-Ⅱなら知っている」という方も多いはずです。
中でもSK-Ⅱは、何となく資生堂の製品ではないか……と思い込んでいる方も。今回はSK-Ⅱを生み出した企業について、そしてなぜ資生堂と勘違いしてしまうのかを探ってみました。
こちらの記事では、
- SK-Ⅱが資生堂じゃないって本当?
- なぜ勘違いしてしまうの?
- ブランドの概要や美の秘訣を探ってみた!
についてご紹介します。
SK-Ⅱが資生堂じゃないって本当?
SK-Ⅱを生み出しているのは、「P&Gプレステージ合同会社」です。P&Gジャパン合同会社の子会社であり、本社はアメリカ。2019年時点でのP&Gジャパンの売上高は3,000億円に迫る勢いとして話題になりました。
元々は「マックスファクター株式会社」が手掛けており、現在は買収されP&Gプレステージが運営することとなったSK-Ⅱ。年配の方の中には、SK-Ⅱといえばマックスファクターというイメージの強い方もいるのではないでしょうか。
私たちが「P&G」と聞いて最初に思いつくのは、洗剤やヘアケア製品などの「日用品」ではないでしょうか。パッと挙げただけでもこれだけのブランドを手掛け、私たちの生活に欠かせない存在となっています。
・パンパース(紙おむつ)
・アリエール/ボールド/さらさ/レノア(衣料用洗剤/柔軟剤)
・ウィスパー(吸水ケア)
・ブラウン/ジレット/ジレットヴィーナス(シェーバー)
・パンテーン/h&s/h&s for men/ハーバルエッセンス/ヘアレシピ/ヴィダルサスーン(ヘアケア)
・ファブリーズ(空間ケア)
・ジョイ(台所用洗剤)
・ブラウン オーラルB(口腔ケア)
・SK-Ⅱ(スキンケア)
この中でも、「SK-ⅡはSK-Ⅱ」と単独で考えてしまうことが多く、販売元を気にする方はなかなかいないようです。そのため、SK-Ⅱの会社は……と聞かれてもなかなか答えられないのかもしれません。
子会社であるP&Gプレステージが運営するのは、SK-Ⅱやパンテーンなど人体に関するケア製品たちです。日々使い続けるうちに健康な素肌を目指せるものが多く、より身近に感じやすいといえるでしょう。
なぜ勘違いしてしまうの?
P&Gの友だちが「SK-IIがP&Gの商品だと思われてない」って悩んでたから試しに周りの人にクイズしてみたら全員「SK-II=資生堂」だったんだけど、どこでそんなイメージ付いたんだろ。
— ぼるっけ (@digadigieru) April 28, 2021
年配の方をはじめ、若い世代にも「SK-Ⅱ=資生堂」というイメージを持っている方が多い様子。どうしてそのような勘違いが起こるのでしょうか。
まず第一に、SK-Ⅱも資生堂も「ちょっとリッチなコスメ」というイメージがありますよね。どちらかといえば資生堂の方が、プチプラからデパコスまで幅広く取り扱っている印象です。厳密にいえば資生堂はSK-ⅡにおけるP&G、大元の会社という位置づけになります。
・SHISEIDO
・エリクシール
・マキアージュ
・ベネフィーク
・HAKU
・プリオール
・クレ・ド・ポー・ボーテ
・リバイタル
・d プログラム
・& FACE
・アクアレーベル
・インテグレート
・グレイシィ
・マジョリカマジョルカ
・アネッサ
ドラッグストアで手軽に買えるものもあれば、クレ・ド・ポー・ボーテのようにリッチなアイテムも。「これも資生堂だったんだ」と驚くようなブランドもあるのではないでしょうか。
さらには、両方とも白地に赤のロゴであることから、同じだと勘違いしてしまっているという説も。SK-Ⅱは白と赤を用いたパッケージも多いため、より強く印象付けられているのかもしれませんね。
ブランドの概要や美の秘訣を探ってみた!
資生堂とP&Gはどちらも私たちの生活に強く根付く有名ブランドであることが分かりました。最後に、SK-Ⅱを手掛けるP&Gプレステージの概要、そしてSK-Ⅱが目指す美の秘訣をご紹介します。
・名称:P&Gプレステージ合同会社
・本社:兵庫県神戸市中央区小野柄通7-1-18
三宮ビル北館
・設立:1987年6月11日
・資本金:1億円
・従業員数:約1,900名
SK-Ⅱの特徴といえば、第一に「ピテラ」が挙げられます。酒の醸造過程で発見された「ガラクトミセス」が培養する過程で生まれる液体がピテラ。これが肌にうるおいを与えながら、ハリやシワ、シミなどのあらゆるお悩みにアプローチしてくれるのです。
そんなSK-Ⅱのコンセプトは「すべての女性に透明感 あふれるクリアな素肌を」。
全製品にピテラが含まれており、どれを使っても弾けるような素肌に近づけるでしょう。
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まとめ
一見資生堂のようなイメージのあるSK-Ⅱですが、実際にはP&Gが手掛けるブランドであることが分かりました。同じ会社が手掛けるブランドは、それぞれ特徴に違いはありながらも、同じ信念を持っていることがほとんど。
これまで愛されてきたP&Gの製品と共に、SK-Ⅱもこれからずっと愛されていくはずです。