肌にスプレーするだけで、みるみるうちに汚れが落ちると話題のエマルジョンリムーバー。一見ただの水のように見えますが、吹きかけた後の水は汚れを含んで真っ白に!その驚きの変化から、時には「怪しい」と言われてしまうことも……。
今回はそんなエマルジョンリムーバーが怪しいと言われてしまう理由や、美肌に近づける仕組みについてご紹介したいと思います。一般的なクレンジングとは異なる仕組みで、毛穴の汚れを一掃することができますよ!
こちらの記事では、
- エマルジョンリムーバーが怪しいと言われる理由は?
- 水のような液体で美肌になれる仕組みを解説!
についてご紹介します。
エマルジョンリムーバーが怪しいと言われる理由は?
エマルジョンリムーバーの特徴は、大きく分けて3つあります。
- 吹きかけるだけでクレンジングができるという「簡単さ」
- 余計なものが入っていない「お肌への優しさ」
- チャレンジしやすい「リーズナブルさ」
そのうち、やはり多くの人が注目しているのが「簡単さ」について。毛穴の気になる部分を重点的にマッサージする……といったこともなく、ただ10~15プッシュ程度を顔全体に吹きかけるだけで完了です。これまで丁寧にクレンジングしてきた人あればあるほど、そのお手軽さを疑いたくなってしまいますよね。
また、エマルジョンリムーバーは一般的なクレンジングとは異なり、「アルカリ性」の持つ力を利用して皮脂やメイク汚れを落とすものです。あまり耳慣れない仕組みが使われていることからも、「何だか怪しい……」と感じる人が多いのでしょう。
しかし、その仕組みについてしっかりと理解することで、エマルジョンリムーバーが毛穴汚れをスッキリと綺麗にするための効果を担ってくれることがわかります。
水のような液体で美肌になれる仕組みを解説!
一般的なクレンジングには「界面活性剤」が含まれており、油分と水分を混ざり合わせ、皮脂やメイク汚れの油分と乳化させることで汚れを落としています。
エマルジョンリムーバーは界面活性剤を含んでおらず、成分の「アルカリ性」を利用して汚れを落としているのです。では、アルカリ性であるエマルジョンリムーバーが、どうやって皮脂やメイク汚れを落としてくれるのかという「仕組み」について見てみましょう。
まず第一に抑えておくべきなのは、皮脂やメイク汚れはどちらも「酸性」だということ。ついたばかりの汚れはもちろんですが、その状態で紫外線を浴びることにより汚れはどんどんと酸化し、毛穴の奥へこびりついてしまいます。その結果、毛穴は詰まって開きがちになり、黒ずみの原因になることも……。
そんな「酸性」の汚れに対し、「アルカリ性」のエマルジョンリムーバーを吹きかけると、そこでは「中和分解」と呼ばれる現象が起こります。相反する性質の液体を塗布することで化学反応が起こり、皮脂やメイク汚れなどに含まれる分子の結合を分解し、落としやすくしてくれるのです。
これはクレンジングだけに留まらず、掃除などにも応用されている方法の1つ。酸性である油汚れにはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性であるお風呂の黒ずみなどには酸性の洗剤を使うことで汚れが浮き上がり、落ちやすくなるというわけです。
これらはこすったりあたためたりといった手を加えることなく、物質同士が触れ合った瞬間から始まる反応です。そのため、一般的なクレンジングのように手でなじませることなく汚れが落ちるのですね。
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まとめ
今回は「怪しい」と言われてしまうほどに注目を集めているエマルジョンリムーバーについて、クレンジング力を発揮する仕組みをまとめてみました。肌の上で化学反応を起こし、効率的に汚れを落とすことのできるエマルジョンリムーバー。肌への負担が最小限で済むため、敏感肌の方でも安心して使うことができますね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。