メダカ

マリアージュキッシングワイドフィンメダカとは?特徴や他のロングフィンとの違いを解説!

近年、メダカは観賞用としてもビジネスとしても注目されています。

中でも、マリアージュキッシングフィンについてはその美しい見た目や、特徴などから飼育や価格に関して興味を持つ人が増えています。

そこで今回は、美しい特徴をもつマリアージュキッシングフィンについて、その価格や作り方や値段相場など、他のロングフィンとの違いも含めて詳しく解説していきます。

 

  • マリアージュキッシングワイドフィンの特徴や他のロングフィンとの違い
  • キッシングワイドフィンの作り方・作出過程
  • キッシングワイドフィンの固定率
  • キッシングワイドフィンの値段相場

 

 

マリアージュキッシングワイドフィンの特徴や他のロングフィンとの違い

マリアージュキッシングワイドフィンとは、愛媛県の垂水政治さんという方が生み出した、マリアージュロングフィンの派生種のことです。

派生種ではあるものの、品種独自の特徴を持っています。

では、どのような点が特徴的なのかを含め、具体的に以下の点について解説していきます。

 

  • マリアージュキッシングワイドフィンの特徴(定義)
  • マリアージュロングフィンとの違い

 

マリアージュキッシングワイドフィンの特徴(定義)

生みの親である垂水さんによれば、尾筒と呼ばれる部分が極端に短く、その分尾びれと尻びれがワイドに広がっていることが最も大きな特徴です。

尾筒とは尻ビレから尾ビレまでの部分のことで、尻尾の根元のような部位のことです。

尾筒が短くなったことで、より美しいヒレが強調されたフォルムになっています。

 

マリアージュロングフィンとの違い

 

マリアージュロングフィンの特徴は、その全体的にふさふさしていてワイドで長さのある尾ビレと尻ビレです。

こちらはいわゆるハイフィン、またはロングフィンと呼ばれる特徴です。

一方でキッシングワイドフィンは、それと比較してヒレがより筒状に伸びているという点と、尾筒が非常に短いという2点が大きな違いです。

こうした筒状に伸びた尾ビレと尻ビレが尾びれにくっつくことで、まるでキスをしているようだという比喩から品種名が命名されました。

比較してみると、マリアージュロングフィンの尾ビレと尻ビレが全体的にふさふさしているのに対し、キッシングワイドフィンは少しすっきりとしていて、より筒状に長く伸びていることがわかります。

 

ヒレが伸びてきていても、尾筒が短いため体幹がしっかりしていて形が崩れていないように見えますね。

 




 

キッシングワイドフィンの作り方・作出過程

マリアージュキッシングワイドフィンは、マリアージュロングフィンの中でも特徴の強い個体を交配させて作る、派生形ともいえる品種です。

詳細についても具体的にみていきましょう。

 

  • 作出者について
  • 作出日について
  • 作り方について

 

作出者について

 

 

作出者はメダカ交流会in愛媛の会長、垂水政治さんです。

メダカ交流会とは、愛媛県を中心として改良メダカを作り出しているグループのことです。

キッシングワイドフィンに関しても垂水さんが作出されています。

ちなみに、近年では2022年に「マリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィンタイプ」という新たな品種も作出しています。

 

作出日について

初リリースなどの情報から、2021年の11月ごろが作出日である可能性が高いです。

マリアージュキッシングワイドフィンは2021年11月26日ごろに初リリースがおこなわれました。

残念ながらピンポイントでの作出日は調べても分かりませんでしたが、リリース日の前には作出されていますので、おおよそこのあたりの時期だと予想されます。

 

作り方について

マリアージュキッシングワイドフィンは、マリアージュロングフィンの中でも特に特徴があるものを選別してかけ合わせることで、誕生します。

種親の特徴は以下のようなものです。

 

  1. ヒレの分岐が激しく、ロングフィンの特徴が強い個体
  2. 幅広の背ビレを持つ個体
  3. 尻ビレが帯状に長いハイフィンの特徴を持つもの

 

こうした地道な選別と努力で、美しい個体を生み出しているんですね!

 




 

キッシングワイドフィンの固定率

 

製作者の垂水さんによれば、固定率は高いとのことです。

具体的なパーセントまでは計っておられないようですが、優性遺伝によるもののため確率は高くなっているとご本人も説明しています。

また、28℃以上で育成することで、より特徴が伸ばしやすくなるとのことです。

ちなみに、元々はロングフィンタイプを地道に選別し、種親を選んで作出していますので、同じような過程で地道に作り出すことも可能です。

 

ただし、労力や技術、環境といった条件をそろえるために手間や費用も掛かるため、品種を購入して数を増やす方が効率的でしょう。

 





 

キッシングワイドフィンの値段相場

 

キッシングワイドフィンの値段相場は個体の状態や取引先、成体かどうかなどで大きく変動するようです。

調べてみると、値段はお手頃なものから、なかなか簡単には手が出せないものまで幅広く見つかりました。

参考までに一部抜粋した価格帯は以下の通りです。

 

  • 岡崎葵メダカなどのメダカの販売店(成魚) 1ペア 約50,000円~80,000円

(稚魚は10匹で25000円~30,000円、若い個体はペアで10,000円程度)

  • Amazon 稚魚10匹 約50,000円
  • 楽天 1匹1,000円~ (ペア11,000円~) など

 

岡崎葵メダカさんは愛媛にある販売店で、作出者の垂水さんとの直接の取引で入荷しており、間違いなく本物だと保証されています。

一方でAmazonや楽天では出荷元に関して、本当にマリアージュロングフィンであるか確かめることは難しいです。

こうした違いがあることから、確実に手に入れたい方は垂水さんと取引のある、メダカ販売店を通して購入するのが良いでしょう。

 





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メダカ「マリアージュキッシングワイドフィン」まとめ

いかがでしたか?

今回は人気の高まっているマリアージュキッシングワイドフィンについて解説しました。

 

  • マリアージュキッシングワイドフィンの特徴や他のロングフィンとの違い

⇒尾筒と呼ばれる部分が極端に短く、その分尾びれと尻びれがワイドに広がっていることが最も大きな特徴です。

  • キッシングワイドフィンの作り方・作出過程

⇒マリアージュロングフィンの中でも特徴の強い個体を交配させて作る、派生形ともいえる品種です。

  • キッシングワイドフィンの固定率

⇒製作者の垂水さんによれば、固定率は高いとのことです。

  • キッシングワイドフィンの値段相場

⇒キッシングワイドフィンの値段相場は個体の状態や取引先、成体かどうかなどで大きく変動するようです。

 

直近でもマリアージュキッシングフィンのさらなる改良型である、エメラルドフィンタイプという品種も開発されています。

これからもまだまだ新しい品種が開発され、人気が高まりそうですね!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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