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南天は縁起の良い木って本当?名前の由来は何時代?簡単に生活に取り入れる方法とは

プチプチとした赤い木の実がたくさんなる「南天」
初めて名前を聞いた人も多い中、「一度も見たことがない」という人はいないほど日本人になじみの深い植物です。
そんな南天、実はとても縁起の良い木であるのをご存じでしょうか。
お正月を始め、イベント時に取り入れるだけでパッと華やかな雰囲気になりますよね。

こちらの記事では、

  • 南天は縁起の良い木って本当?
  • 名前の由来は何時代?
  • 簡単に生活に取り入れる方法とは

 
についてご紹介します。

南天は縁起の良い木って本当?

冬に赤い実をたくさんつけることで知られる「南天」。お正月などに飾られることも多く、なんとなく「縁起の良い木」というイメージのある方も多いのではないでしょうか。本州を始め日本の南に多く生息しているため、北海道ではあまりなじみがないかもしれません。

雪をかぶっていても目立つ真っ赤な色が特徴の南天ですが、「難転」と読んで災いを避ける植物として広く知られることとなりました。「災い転じて福をなす」ということわざに通じるものがあり、一種のジンクスとして古くから信じられてきたのです。

【災い転じて福をなす】
身にふりかかった災難を、うまいこと活用して、そのまま自分に役立つものとして利用するさま。あるいは、厄介ごとが一転して幸福の種に転じるさま。「災いを転じて福となす」とも言う。
引用元:weblio辞書

そういわれてみると、小さくて可愛らしい実は見ているだけでも綺麗なほか、子どもが雪遊びに使ったり、正月飾りの一部になったりとさまざまなシーンで見かける南天。現在も庭に南天が植えられているおうちも多いのではないでしょうか。

また、こちらの投稿で紹介されている南天の花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」「幸せ」の3つ。その他にも「機知に富む」「福をなす」など、良いイメージの言葉ばかりが並びます。特に「私の愛は増すばかり」などを知っておくと、一見恋愛事とは関係のないように見える南天が一気にロマンチックに見えますね。

名前の由来は何時代?

南天は元々中国由来の植物で、本来は「南天燭」「南天竹」「南天竺」などと呼ばれていました。日本に渡る際に呼びやすく省略されて「南天」となり、現在まで定着しています。

さらに、南天が日本に流入してきたのは何と平安時代といわれています。今でこそどこでも見られる南天の木ですが、平安時代には身分の高い人の家や神社仏閣などで楽しまれていたのではないでしょうか。当時の人々が見た南天の実を、今も変わらず私たちが見ていると思うと、何だか不思議な気持ちになりますね。




簡単に生活に取り入れる方法とは

南天は比較的育てやすい部類の植物で、ガーデニングの経験がない人にこそチャレンジしてほしい木でもあります。最初は鉢植えからスタートしても良いですし、直接地面に植えても根をしっかり張ってくれるでしょう。日当たりの良い場所を選び、乾燥しないようこまめに水をあげてくださいね。

また、南天は「切っても切っても伸びてくる」といわれるほど成長しやすい木として知られています。植えてそのままにしてしまうと、伸び放題になり見た目が悪くなる原因に。ある程度成長したら全体のバランスを見て剪定し、実をつけたときに綺麗に見えるよう工夫しましょう。




南天の良い縁起や名前の由来まとめ

私たちの身近にあり、お正月などに欠かせない南天。実は梅雨時に花を咲かせるなど、実際に植えてみると知らない一面をたくさん見せてくれるでしょう。

「南天」という名前の通り、風水上では「南西」の方角に植えるとさらに良いことがあるといわれています。見た目にも美しい南天と共に、素敵な年末年始を迎えてみてはいかがでしょうか。

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