2022年4月、今回は「こと座流星群」が見頃を迎えます。あたたかくなり始め、夜間の観測も楽しめる時期になりました。ホットドリンクを片手に、ぜひ夜空を見上げてみてくださいね。
こちらの記事では、こと座流星群の出現期間や見頃、方角などをご紹介しています。せっかくならばたくさんの星が降る、「極大ピーク」の時間を狙ってみるのもおすすめですよ。
こちらの記事では、
- こと座流星群【2022年4月】の出現期間は?
- こと座流星群【2022年4月】のベストな見頃はいつからいつまで?
- こと座流星群【2022年4月】の方角はどっち?
- こと座流星群【2022年4月】極大ピークはこの時間!
についてご紹介します。
こと座流星群【2022年4月】の出現期間は?
こと座流星群は、その名の通りこと座のある方角に見える流星群のことです。楽器の「琴」をモチーフにした星座であり、七夕でおなじみの1等星「ベガ」があることでも有名ですね。
毎年4月頃に見られること座流星群は、2022年も同じく4月に出現します。ピークとされる時間はあるものの、前後数日間は楽しむことができるでしょう。
2022年4月16日(土)~4月25日(月)
この期間中、多い時では1時間に10回ほどの流星が見られるといわれています。
そもそもこと座流星群は、1等星ベガのすぐそばに放射点があります。流星群は放射点を中心に広がっていくため、まずは放射点の位置を把握しておくと良いでしょう。
こと座流星群の場合、放射点はほぼ空の真上に位置しています。まっすぐ立った状態で真上を向くのは大変ですが、思い切って寝転んでみると観測しやすくなりますよ。
月の出る方向は明るくて星が見えにくいため、月を背にして流星を探すのもおすすめです。
こと座流星群【2022年4月】のベストな見頃はいつからいつまで?
2022年4月のこと座流星群は、16日から25日までの10日間にわたって楽しめます。しかし16日や25日になると、次第に観測できる数も減ってしまうもの。確実に見たい場合は、ピークとなる23日と、その前2日間程度を目安にすると良いでしょう。
2022年4月21日(木)~4月23日(土)
ちなみに、東京都千代田区の天気は上記の通りです。18日、24日、25日は雨の予報が出ているため、雲が多く天体観測には不向きとなるでしょう。
23日未明の場合、3時頃までは雲がかかる可能性があります。夜遅くまで観測する……というよりは、少し早起きをしてチャレンジしてみると良いかもしれません。
こと座流星群【2022年4月】の方角はどっち?
こと座流星群が見られるのは、こと座が輝く「東」の方角となります。しかし先ほどもご紹介したように、放射点がほぼ真上に位置すること座。確実に東を向けない場合でも、長く尾を引く流星群を観測できるでしょう。
となれば、もっとも綺麗に見られるのはずばり「月の出ていない方角」。東京の場合、4月23日の月の出は00:39。月の出の後は、反対側である北や西の方角を見るとより綺麗に見えるはずですよ。
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こと座流星群【2022年4月】極大ピークはこの時間!
ピークである23日の中でも、極大ピークとなるのが「午前4時頃」です。空も徐々に白んでくる時間であり、しっかりと目を凝らして観測を続けましょう。日の出や月、建物の灯りなど、明るい方向を見ないようにすることも大切です。
早朝ではなく夜間から見たい、という方は、前日22日の20時頃からスタンバイを始めましょう。自宅ではなく、山間部やビルの高層階などで観測する場合は、夜間となるため周りへの配慮も忘れないよう心がけてくださいね。
もっとも綺麗に見られるのは4月22日20:00~23日4:00頃
・4月16日~25日の間も楽しめる
・放射点はほぼ真上
・月明かりを避けた北西方向を向くのがおすすめ
・夜間はまだまだ冷える地域も多く、防寒対策は欠かせない
まとめ
こと座流星群は、頭上から星が降り注ぐようなイメージの美しい流星群です。星の数自体はそれほど多くありませんが、注意してみればいくつもの流星を楽しめるでしょう。防寒対策や撮影機材などをあらかじめ用意し、万全の状態で観測に臨んでくださいね。