大豆イソフラボンを摂取すると、体内で変化し女性ホルモンと似たはたらきをする……と話題の成分「エクオール」。日本人では約半数の女性が体内でエクオールを産生できないといわれていますが、昨今はエクオール産生菌の有無を調べられるキットが登場するなど、より身近なものとなってきています。
一方エクオール産生菌がおらず、外部からエクオールを補給しなくてはならない人の場合、その効果について気になるところ。今回はエクオールを配合する製品をピックアップし、しびれや痛みなどの更年期症状がどう変化するかを調べてみました。
こちらの記事では、
- エクオールは効果がでるまでどのくらい?
- しびれや痛みなどの更年期症状はどうなる?
についてご紹介します。
エクオールは効果がでるまでどのくらい?
エクオールが体内で産生できない場合、一生懸命大豆製品を摂取しても、イソフラボンはイソフラボンのまま吸収されてしまいます。女性ホルモンと似たはたらきをするのは「エクオール」に変化した時のみであるため、PMSの改善や更年期症状の緩和を目指す場合は思うような結果が得られないかもしれません。
また、一般的なエクオール製品は、約3ヶ月程度摂取を続けると体に変化が感じられたというデータがあります。ほとんどの製品が1ヶ月分となっているため、ぜひ最低3ヶ月は服用を続けてみてください。
今回は市販のエクオール製品の中から、特におすすめのものを5種類ピックアップしてご紹介します。
小林製薬 | 命の母 発酵大豆イソフラボン エクオール |
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大塚製薬 | EQUELLE(エクエル) |
ORIHIRO | 発酵大豆イソフラボン エクオール&発酵高麗人参 |
DHC | 大豆イソフラボン エクオール |
株式会社ユーグレナ | メディカプラス エクオール |
小林製薬「命の母 発酵大豆イソフラボン エクオール」
・配合成分:発酵大豆イソフラボン/GABA含有大麦乳酸発酵エキス
・エクオール含有量:2㎎
・1日の摂取量:1粒
・内容量:30粒
・価格:2,750円(税込)
PMSや更年期症状といった女性のお悩みに寄り添う「命の母」からはエクオールとGABAが両方摂取できるお手軽なサプリが登場しています。年齢を問わず摂取できるため、生理中のお悩みから閉経後まで飲み続けたい商品です。
大塚製薬「EQUELLE(エクエル)」
・配合成分:大豆胚芽乳酸菌発酵物/オーツ麦ファイバー
・エクオール含有量:10㎎
・1日の摂取量:4粒
・内容量:112粒(ボトルタイプ)
・価格:4,320円(税込)
メジャーな錠剤だけでなく、ジュレタイプも登場している大塚製薬の「エクエル」。世界で初めてエクオール製品を生み出したブランドであり、1日に必要とされるエクオール量の目安10㎎をクリアしています。
ORIHIRO「発酵大豆イソフラボン エクオール&発酵高麗人参」
・配合成分:発酵大豆イソフラボン/大豆イソフラボンアグリコン/発酵高麗人参エキス末
・エクオール含有量:1.5㎎
・1日の摂取量:1粒
・内容量:30粒
・価格:2,400円前後
エクオールで体の調子を整えながら、高麗人参エキスで活力をプラスしてくれるのがORIHIROの商品です。どうしても動かなくてはならない日や、お子さんの大切な行事前などにも役立ってくれるでしょう。
DHC「大豆イソフラボン エクオール」
・配合成分:大豆胚芽抽出醗酵物
・エクオール含有量:10㎎
・1日の摂取量:1粒
・内容量:30粒
・価格:3,996円(税込)
サプリメントでおなじみのDHCからも、エクオールが発売されています。こちらも1粒でしっかり10㎎のエクオールが摂取でき、忙しい方や飲み忘れが心配な方でも安心して服用できます。
株式会社ユーグレナ「メディカプラス エクオール」
・配合成分:ユーグレナグラシリス/大豆胚芽抽出発酵物
・エクオール含有量:5㎎
・1日の摂取量:3粒
・内容量:90粒
・価格:5,292円(税込)
こちらの商品は、2022年8月3日(水)をもって終了しました!
ミドリムシ由来であり、肉や魚・野菜などの栄養素をふんだんに含むスーパーフード「ユーグレナ」。栄養素を補給しながらエクオールを摂取できるため、バランスの良い食生活がなかなか難しい方にもピッタリです。
しびれや痛みなどの更年期症状はどうなる?
更年期症状とは、女性が50歳前後になると卵巣の機能が停止し、生理がなくなることで起こるトラブルです。卵巣がはたらきをストップするということは、すなわち女性ホルモンの量が減少するということ。人によってさまざまな症状が見られますが、主なものとしては以下の症状が挙げられます。
・血圧の上昇/下降
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・肩こり
・動悸/息切れ/発汗
・のぼせ/ほてり
・イライラ/不安/急に涙が出る/無気力
・眠れない/夜起きてしまう/寝すぎてしまう
通常医療機関で更年期障害を治療する際は、女性ホルモンの投与を主とする投薬治療、漢方による治療などが行われます。精神症状が強い場合は、抗不安薬などを組み合わせることも珍しくありません。
症状が強い場合は医療機関の受診が必須となりますが、軽度の場合はエクオールの摂取で症状が緩和する可能性があります。先ほどもご紹介したように、エクオールの効果が表れ始めるのは約3ヶ月後からと長丁場。数々の症状の中でも、しびれや痛みなどの我慢できないものがある場合はまず受診をおすすめします。
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まとめ
エクオールのみを多く含む製品から、体に嬉しい成分を同時に摂取できる製品までさまざまなものが発売されています。解決したいお悩みがどんなものなのかをイメージしながら、自分に合ったものを選びましょう。