メダカを無事に越冬させるポイントを解説!
メダカを越冬させるために必要な準備、飼育方法を知りメダカたちと暖かい春を迎えましょう!
メダカは越冬対策が必要
メダカは水温が15℃を下回ると活動が減退し、エサへの食いつきが悪くなります。
そして、水温が5〜10℃になると冬眠状態になります。
比較的寒さに強いメダカですが、活動限界が0℃で寒さの厳しい冬を乗り越える対策を紹介していきます。
メダカの冬越し準備
メダカの冬越しについて注意する点やポイントをまとめていきます。
飼育容器の水深や水量(屋外)
メダカを越冬させる際、一番気をつけなければいけないことは水槽内の水の凍結です。
水槽の表層の凍結であれば、メダカは水槽の底で身を隠して生き延びる事ができますが、水槽全体が凍結してしまうとそのままメダカは死んでしまいます。
室内飼育の場合であれば水槽内の水が凍結することはないので、室外飼育されている方は要注意です。
飼育容器の水を凍結させないために、必要なことを3つ紹介していきます。
①発泡スチロール容器にメダカを移し替える
1つ目の対策として、メダカを断熱性能の高い発砲スチロールに移し替えてたげることです。
ただし、水槽の移し替えのタイミングがとても重要です。
寒さが厳しくなり、活動が減退し冬眠状態になっているメダカを水槽に移し替えると急な水温・環境の変化によって死んでしまう危険性があります。
なので、寒さが厳しくなる前に発泡スチロールの水槽に移し替える必要があります。
発泡スチロールの水槽は、ネットショップなどでも手に入りますし、¥1000台と購入しやすいので越冬の準備としてコスパの良い商品になります。
おはようございます
そろそろ、冬管理
黒発泡スチロールに置換 pic.twitter.com/tATmSr9hR4— そらメダカ メダカショップ (@shopsoramedaka) September 26, 2022
②飼育容器の水深・水量を保つ
2つ目の対策としては、飼育容器の水深・水量を一定に保つために深い容器にしたり、定期的に足し水することです。
飼育容器の水深が浅くなったり、水量が少なくなると凍結しやすくなるのに加え、冬は空気の乾燥により水の蒸発が速くなります。
さらに、メダカが冬眠状態になるとエサへの食いつきが悪くなるので世話をすることが減り、飼育容器の水が蒸発していることに気付きにくくなってしまいますので定期的に飼育容器を確認し足し水をしましょう。
引用元:https://twitter.com/gijiesi/status/1152857025669287937?s=46&t=6qTMKw6peDtVXnqr4aWVqQ
③飼育容器の蓋を閉める
3つ目の対策として、飼育容器の蓋を閉めてあげることです。
飼育容器の蓋を閉めることで、水温の低下や降雪による水質の変化を防ぐ事ができます。
ただし、蓋を閉めるときの注意点としては密閉しないことです。
密閉してしまうと、酸欠になってしまうので少し隙間を開けてあげる必要があります。
冬越し中の餌やり飼育方法
①餌やり
越冬中のメダカの飼育方法についてですが、メダカを飼育する上で一番の楽しみはエサを食べているメダカを見ることだと思います。
ですが、冬眠中のメダカはエサをあげても反応しない事がほとんどです。
万が一、食べてくれたとしても消化機能が低下しており消化不良を起こしてしまうので冬場の餌やりはしない方が良いと言えるでしょう。
ただし、メダカも冬眠中何も食べないというわけではないので消化の良いプランクトンを含んだグリーンウォーターを入れて飼育することをお勧めします。
引用元:https://twitter.com/yukyayo/status/1563474659076476928?s=46&t=YlFvl1jRYUXq_Ix52bOhNA
②エアレーションの稼働
次に、飼育容器内に酸素を供給してくれるエアレーションですが、冬眠中のメダカにとって穏やかな環境が最も大事になります。
そこで、エアレーションを稼働させてしまうと水流が発生し、メダカの負担となってしまいます。
メダカの活動量も減るので水面から溶け込む酸素量で生きる事ができるのでエアレーションは必要ないと思います。
③水替え
上記で述べた様に、冬眠中のメダカにとって急な水温の変化や、水質の変化は大きな負担になり死んでしまうこともあります。
冬場はエサをあげることもなく水質の悪化する原因が少ないので水替えはしなくても問題ありません。
④発泡スチロールを水面に浮かべる
上記で越冬させる上で飼育容器内の水を凍結させないような対策が必要と述べた様に、これもその対策の一つになります。
水面の凍結防止になりますし、水温の低下を防ぐ役割もしてくれます。
メダカ関連記事はこちら
めだかの飼育
めだかの品種
メダカの越冬まとめ
この記事では、冬眠状態のメダカの飼育方法を書いてきましたが、冬眠中のメダカは環境の変化に弱いです。
エサへの反応が悪く、泳ぎ回ることなく底の方でのでじっとしているので淋しい期間になりますが春になれば元気に泳ぎ始めるので冬の間は全員が春を迎えらるように寒さが本格的になる前に前もって環境を整備してあげましょう。