こちらの記事では、メダカの冬越し(室内飼育)について書いています。
メダカが冬眠することはあまり知られていないかもしれません。
そんなメダカの冬眠中の世話の仕方を知らないまま飼育してしまうと最悪の場合、多くのメダカが⭐︎になってしまうことも考えられます。
そこで今回は、
- 冬場、メダカはヒーターなしでも飼育可能なのか?
- メダカを冬眠させるメリット・デメリット
- 冬場の水換えは必要なのか
について深堀りしていきますので、冬場のメダカの飼育方法について気になる方はご覧になって下さい♪
メダカの冬越し!室内でヒーターなしでも飼育可能?
メダカは、水温が5℃を下回ると冬眠を始め水底でじっとして動かなくなります。
そして、水温が10〜15℃で動きが鈍くなり始め活性が悪くなります。
これは、水温が下がり弱ってしまっているのではなく、自然界では水温が下がるとメダカのエサであるプランクトンが激減します。
そのため、メダカは体力の消耗を防ぐために活性を落とす習性があります。
寒い地域ではなく室内飼育の場合、飼育水の水温が10℃を下回ることはほとんど考えられません。
そのため、ヒーターがなくても十分冬越しできると言えます。
ただし、水温が下がり活性が落ちている時と活発に動いている時の飼育方法は異なるところがあるので注意して飼育しなくてはいけません。
引用元:https://www.instagram.com/p/Cez7RpUpRjy/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
メダカの冬越し(室内)では冬眠させる・させないどっちが良い?
メダカが冬眠に入る水温は、5〜10℃と言われていますので寒い地域だとヒーターを使用しなければ、このメダカが冬眠する水温まで下がり室内飼育の場合であっても冬眠を始めることがあります。
そこでメダカが冬眠することによるメリット・デメリットの紹介をしていきます。
○冬眠することによるメリット
①寿命
メダカは冬眠中に仮死状態となり活性が落ちます。
それも関係し、冬眠させたメダカの寿命は2〜3年、冬眠させないメダカの寿命は1〜2年と言われており、冬眠させた方が1年ほど長生きすると言われています。
②お世話
冬眠中は、仮死状態となり水底でじっとしているので餌やりや水換えの頻度が減り世話をしなくても良くなります。
○冬眠することによるデメリット
①鑑賞
メダカは冬眠すると活性が落ち、水底でじっとしてるので鑑賞の楽しみというのが減ってしまいます。
②夏に生まれた稚魚が十分に成長するまでに冬を迎えてしまうと越冬する体力がなく⭐︎になってしまう可能性が高くなります。
また、健康状態がすぐれない状態で冬眠状態になることも⭐︎になる可能性が高くなると言えます。
○冬眠させないことによるメリット
①鑑賞
冬眠させないことによって、1年中元気なメダカの姿を楽しむことが可能になります。
②越冬のリスク回避
メダカの越冬にはリスクが伴います。
メダカが健康的な個体でないと越冬することができません。
痩せていたり、稚魚の状態で冬を迎えてしまうと越冬できる可能性がかなり下がってしまうので確実に飼育するには冬眠させないことをお勧めします。
○冬眠させないことによるデメリット
①寿命
上述したように冬眠させた個体と比較すると寿命が短くなってしまいます。
②お世話
冬眠しないので餌やり、水換えが必要になります。
餌やり・水換え共に冬場で水温が下がっているので夏場より頻度は少なくても構いません。
引用元:https://www.instagram.com/p/CjU3QOhr-BX/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
冬の室内飼育水換えは必要?
飼育水の水換えをする目的は、メダカのエサの食べ残しであったり排泄物によって汚れた水を変えてあげることです。
冬場は、室内飼育の場合であっても水槽用ヒーターをしなければ水温が下がりメダカの活性であったり消化機能が低下してしまいます。
ですので、エサの量・排泄物の量も必然的に減っていきます。
それによって、メダカが活発的な暖かい時期に比べて水が汚れる原因が減りますので、水換えの必要回数も減ります。
夏は、1〜2週間に1回水換えしてあげるのに対し、冬は2週間〜1ヶ月に1度でも問題ありません。
ただし、室内の空気の乾燥によって水位が下がってくるので随時足し水をしなくてはいけません。
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メダカの冬越し室内飼育まとめ
寒い地域であれば室内飼育の場合であっても水温が10℃を下回りますのでメダカを冬眠させることが可能です。
冬眠させることには、前述した様にメリット・デメリットがあります。
自分が飼育しているメダカは、冬眠させた際に越冬できるのかメダカの健康状態を見ながら判断することが望ましいと思われます。