メダカは冬眠するの?
あまり知られていないかもしれませんが、メダカも冬眠をする生き物です。
冬眠と言っても横になって寝っ転がるわけではなくて…(笑)
ほとんど動かない冬眠状態に入ります。
こちらの記事ではこの冬眠状態を、便宜上「メダカの冬眠」としてお話していきます。
メダカの冬眠について正しく知識をつけて、かわいいメダカたちと一緒に暖かい春を迎えよう(*´艸`*)
メダカの冬眠期間はいつからいつまで?
メダカは、一般的に水温が5〜10℃を下回ると水槽の底の方でじっとして冬眠を始めます。
各地方の月別の平均気温より、メダカが冬眠する期間は下記のようになっております。
・東北地方 11月〜3月
・関東地方 12月〜3月
・近畿地方 12月〜2月
・中国地方 12月〜3月
・九州地方 12月〜2月
この期間は、月間の平均気温が10℃を下回りメダカが冬眠する水温になります。
寒さが厳しく降雪が多い地域では、水槽を寒さから守る対策が必要になります。
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水の表面が凍るくらいであれば、メダカは水槽の底で生き延びる事ができますが、水槽全体が凍ってしまうとそのままメダカは死んでしまいます。
ですので、水槽の水が凍らないように断熱性能の高い発泡スチロールに移し替えたり、水槽の周りを断熱材で囲うなど寒さから守るなどの対策が必要になります。
冬眠に入る水温は何度から何度まで?
メダカは、水温が15℃を下回ると活性が減退・消化機能が低下し、エサへの反応も悪くなり、あまり動かなくなります。
さらに、最低気温が10℃以下が数日続き、水温が5〜10℃を下回ると仮死状態となり水槽の底の方でメダカは冬眠状態になります。
室内飼育の場合、地域差はありますが普通に生活している中で室温が5℃を下回ることはないので室内で飼育しているメダカに関しては冬眠しない事が一般的です。
ただし、室外飼育の場合、メダカは気温が10℃前後になると冬眠を始めます。
冬眠するとどうなる?死んでる?見分け方
メダカが冬眠するときは、水槽の底であったり水草・流木などの外敵から身を守れる場所でじっとしています。
あまりに動かないと死んでしまっているのかと心配になってしまいますよね。
不安になって水槽を叩いて反応があるのか確認したくなりますが、メダカのストレスになりますのでやめましょう。
冬眠中のメダカをよく観察すると、尾びれなどが少し動いたりします。
死んでしまって、横になっていたり、水流がある水槽ですと抵抗することなく水流のまま流されてしまったり、お腹を上に向けたり不自然な体勢のまま移動したりしますのでよく観察すると冬眠しているのか見分ける事ができます。
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冬眠中のメダカの隠れ家におすすめ
メダカが越冬するためには、冬眠中に身を隠すための隠れ家が必要になります。
その隠れ家に最適なものを紹介します。
まず、自然界にあるもので隠れ家として活用出来るのは、藁・稲藁・柿の葉・すだれなどが挙げられます。
どれも沈めてあげるだけでメダカが隠れ家として活用出来ます。
さらに、バクテリアの繁殖を促してくれますので、冬眠中は水質の悪化を避けるためエサをあげられないメダカにとって貴重な栄養源になります。
藁・稲藁・すだれは、Amazon・楽天市場などのネットショッピングで比較的手に入れやすいです。
量にもよりますが、安い商品ですと¥400程で手軽に購入出来ます。
柿の葉は、ネットショッピングではあまり販売されていないので入手難易度が高くなりますが、柿の葉の特徴として、藁などに比べて抗菌作用があるため腐りにくく、水の入れ替えが出来ない冬場にはとても重宝します。
どうしても腐って水質悪化を避けたい方は、アクアリウム用の隠れ家(土管、壺など)でも問題ありません。
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メダカの冬眠まとめ
こちらの記事では、メダカの冬眠について書いてきました。
メダカが冬眠することはあまり知られていないかもしれませんが、水温が10℃前後が続けばメダカは冬眠し始めます。
室内飼育の場合は、水温が下がりにくいので冬眠しないことが一般的なので冬眠に向けての準備はあまり必要ありません。
しかし、室外飼育の場合は、気温の下がる冬場に向けてメダカの隠れ家となる稲藁・柿の葉・人工的な隠れ家を用意してあげるなどの適切な冬眠対策が必要となりますので気温が本格的に下がり始める前に準備してあげましょう。
是非、この記事に書いてることを実践することができればメダカたちと共に春を迎えることが出来ると思います!